i am sam one year EMITT RHODES CADENCE CLASSICS:
THEIR 20 GREATEST HITS
Straigth Up
映画『アイ・アム・サム』のサントラ。とにかく話題になったのが全編ビートルズのカバーということ。映画を見なくても買う価値ありです。アーティストはメジャー級の豪華さ。シンガーとして評価も確立している人ばかりなのでビートルズのカバーと言えども自分のオリジナリティが出ているのがやはりスゴイです。これがインディー系(僕で言えばパワポ系とか)で構成されたトリビュートだと直球カバーで愛情は感じるものの新鮮さが足りないってことになるんだよなー。#1,2,7,13,18など女性シンガーによるものは一気にスタンダードになるんだよな女性の声ってやっぱりリラグゼーション効果っていうんですか?男より数段上ですね。特に#1「two of us」エイミーマンはこのサントラの象徴です(#19のニールフィン親子も捨てがたいですが)。#3「across the univese」のルーファスや#8「golden slumbers」ベンフォールズの壮大な歌声も○。渋さ・味を出しているのは#4「i'm looking through you」ウォールフラワーズ゙#11「lucy in the〜」ブラッククロウズなど。個人的には#1,8,11に#6「strawberry fields forever」ベンハーパー、#14「help!」ハウイ・デイ#15「nowhere man」ポールウェエスターバーグが好きです。映画のシーンが重なるとまた素敵なので映画も是非。 ゾンビーズ、コリン・ブランストーンの1stソロ作(1971年)。とっても繊細でとっても美しいアルバムです。このアルバムを買ったのは4年前。Yahoo掲示板のゾンビーズトピックでオススメされたのがキッカケでした。初め聞いたときはゾンビーズよりも大人びたソロ然とした雰囲気に「僕はゾンビーズの方が断然好きです」と掲示板にも正直に書きました。すると「いやいや騙されたと思ってさコレからもたまに回してごらん」と返信。すると・・・あーら不思議(笑)「caroline goodbye」に抱きかかえられてからは、もう虜に。#1「she loves the way they love her」や#7「her song」はゾンビーズ#と言われても違和感のない曲。声たまんねー。タヒチ80好きに聞いてもらいたい#2「misty roses」はオシャレなジャズ風サウンド。#4「caroline goodbye」は大名曲。俺、泣くわぁ。#5「though you are far away」もね。なんとなくサニーデイぽさも。「caroline goodbye」は「あじさい」、#4「mary won't you warm my bed」(マイケル・ダボ作)も『love album』の「intro」かなとも。#8,9,10の流れは大好き!オーケストラレーションな3曲で。3曲で1つの作品と言っても良い。なんだか映画音楽のようですよ。この作品はコリンの1年間のストーリなんだってさ。納得。 元メリーゴーラウンド。そしてワンマン・ビートルズことエミット・ローズの1970年1st。以前メリーゴーラウンドをとりあげましたが今回はその後ってことで。作詞作曲に全ての楽器を演奏し、プロデュースそしてアレンジまでこなす多才ぶり。で、その出来は?・・・はい名盤です。簡単に説明するとホワイトアルバムのポールの曲だけを1枚にまとめたって感じ。イントロのピアノの調べが印象的な#1「with my face on the floor」、「mother nature's sun」のようなイントロから始まる#2「somebody made for me」、モロに「martha my dear」なピアノが鳴る#3「she's such beauty」と小型マッカートニーの異名に恥じない、ポール・マッカートニーぶり。声まで似てるもんだから、知らずに聴いたら訳がわからなくなりそうです。#5「lullaby」はホワイトアルバムでいうところの「blackbird」のような1分強の小品ポップ。ヒット#6「fresh till you die」はソロ時代の「another day」ぽい。もうね全12曲呆れるほどポールマッカートニーな訳ですよ(笑)それも生半可な出来ではなく。それが悪いわけないですよね。バンド時代はソフトロックやウェストコーストロックとかまだちょっとは他の要素を感じましたが、「いろいろ試したけど結局俺が好きなのこれなんだわ〜!」ってことかな。 エヴァリー・ブラザーズの57年〜60年までのベスト盤。コーラス&ハーモニーが美しいバンドの例えとして良く名前が挙がる。それが兄弟バンドだったらなおさらです。50年代のオールディーズから63年ビートルズまでを橋渡したバンドじゃないかなと思います。ヒット曲多数。曲の質はバディーホリーとかエディ・コクラン辺りのものですが、やっぱりハモリ/コーラスが抜群なのでポップ度が倍増!#@「bye bye love」や#B「wake up little susie」#6「hey doll baby」#7「all i have to do is dream」#9「bird dog」(酉2005年⇒戌2006年に最適な曲(笑))なんて60年代ビートバンドと比較しても全然負けてない。それは曲の力ではなく間違いなく彼等の力としてですよ。さらにシンプルなアコギのみの曲#A「i wonder if i care as much」#10「devoted to you」#L「i'm here to get my baby out of jail」#M「take a massage to mary」などはサイモン&ガーファンクル好き(特に1stの)はハッとするのではないでしょうか。59年以降の#14〜はさらにパワーアップしていきます。#15「poor jenny」や#18「since you broke my heart」なんて最高です。スポンジトーンズもカバーした「ナイチンゲールの翼」などがある80年代も聴いてみたいです。 バッドフィンガー1972年の4th。ヒット作にして大名盤です。中でも際立つ#はピートハム作の#1「take it all」,#2「baby blue」,#6「name of the game」,#9「day after day」の4曲。後期ビートルズのポールを彷彿とさせる「take it all」。歌詞もパートナーのジョーイに対してのものでポールがジョンに対して「get back」を作ったそんな趣。歌で伝えるってイイな。大名曲であり個人的ベスト#「baby blue」は何度聴いても甘酸っぱい気持ちが湧き出てくるメロディ/ハーモニー。本当に素晴らしい!。「name of the game」もタマンナイ!稀代の名バラード。メロディも超一級でポール的な物語な歌詞も感動する。最初のスライド・ギターからジョージハリスンのプロデュースが色濃く出たヒット曲「day after day」も◎。他も佳曲ばかりのこのアルバム。後期ビートルズ〜ソロ期のジョンレノン的#3,Cのサイケポップにジョージの軽快#を感じる#5。ホワイトアルバムにありそうな#7「suitcase」は名曲。#8のフォーク#もアルバムにアクセントを加えてるし「she's a woman」のようなロック#10。ラストを飾るにふさわしい#12「it's over」も最後までビートルズ的に。このバンドの曲以外のことに触れると(調べるほど・・)泣いちゃうのでこの辺で。オススメです。